西に生駒山を望む、南西に傾斜した建売住宅の建ち並ぶ造成地を上がった先に、ひっそりと緑の中に溶け込むように 建つ丘の上のいえ。 敷地の特性であるこの眺望を楽しむための住まいを第一に考え、リビング・ダイニングとそこから繋がるデッキテラス を効果的に配置し、開放的な空間づくりを行ないました。 外観は、黒のガルバリウム鋼板で出来た箱が少しずれながら重なったスタイリッシュな形状ですが、一部外壁に杉板を 貼ることで建物に温かみを与えています。 室内は、1階にLDK空間を中心としたパブリックゾーンを、2階には寝室・子供室といったプライベートゾーンを 配置しています。LDKは、キッチンを中心とした家事動線に配慮し、一連の動作をスムーズに行なえる室構成、 リビングからデッキテラスへと空間・視界を広げ、明るく開放的に生活していただけるように計画しています。 デッキテラスからはしごで登る、ちょっと隠れたお父さんの一人になれる空間(書斎)を、離れをイメージして配置 しています。 内部仕上は、木造らしい構造材の現し、無垢材の使用等見て・触ってあたたかく、居心地のよい空間となっています。 |
所在地 : 奈良県平群町 主要用途 : 専用住宅 延床面積 : 94.00㎡ 構 造 : 木造 規 模 : 地上2階 家族構成 : 夫婦+子供1人 竣 工 : 2018年 |