設計・監理料について

建築設計事務所に設計を依頼すると、設計料分余慶にお金が掛かるとお考えの方が多くいると思いますが、
工務店に依頼しても、ハウスメーカーに依頼しても工事費の中に設計料は含まれています。
設計事務所に依頼し、施工業者の選定や見積もりのチェックを行うことにより、しっかりとした予算管理が可能となり、
結果として適正なコストで家を建てることが可能となります。
あくまで設計料だけで判断するのではなく、総工事費として判断すべきではないでしょうか。

設計事務所により、設計料は様々なのが現状です。
工事金額に対し○○%といったように料率表をつくっている事務所もあれば、当事務所のように坪単価で算定している場合もあります。
工事費というのは、仕上材により大きく変動します。たとえば、床材をフローリングにした場合と、大理石貼りにした場合では、
同じ大きさの住宅でも仕上材の違いだけで総工事費は大きく違ってきます。
しかし、仕上材とは関係なく、建物の規模によって作業内容は増えていくことになります。
そのような理由から当事務所では坪単価による算定で設計料を決めています。

■ 新築の場合の設計・監理料

木造2階まで

  基本設計・実施設計料 工事監理料
30坪未満 1,500,000円 500,000円
30坪以上 55,000円/坪 20,000円/坪

RC/鉄骨/木造3階まで

  基本設計・実施設計料 工事監理料
30坪未満 2,000,000円 600,000円
30坪以上 65,000円/坪 25,000円/坪

木造2階建の構造設計料は150,000円、
RC/鉄骨/木造3階までについては別途構造設計料をいただきます。(構造規模により金額は変動します)


■ リフォーム・増改築の場合の設計・監理料

リフォーム・増改築の場合の設計・監理料

リフォーム/増改築 設計・監理料
工事費250万円未満 250,000円
工事費250万円以上 工事費の10%~20%(用途・内容により異なります)


■ お支払時期について

設計・監理契約時 設計料の10%
基本設計完了時 設計料の40%
実施設計完了時 設計料の50%
工事着工時 監理料の50%
竣工検査時 監理料の50%


※令和5年4月現在
 すべて税別で表示しています。

■ 特記事項

1.設計依頼から基本計画案の提案後、設計契約にいたらなかった場合は、基本計画設計料として一律15万円いただきます。
  そのまま契約にいたった場合は設計料に含まれます。
2.家具デザインのみの場合は、別途見積りの上相談に応じます。
3.通常交通費などを別途請求することはありませんが、設計時の打合せ場所や建設地が遠隔地の場合、ご相談の上
  多少の経費分を上記料金に上乗せさせていただきます。
4.行政に提出する各種申請手続については別途費用をいただきます。(申請手数料とは別です)
5.お支払時期は上記を基本としていますが、ご相談により変更可能です。

設計監理料に含まれないものについて

■ 設計・監理料に含まれないもの-1(別途のもの)

1.特殊な構造設計料、設備設計料
2.建築確認手数料(各行政庁への公納金)
3.既存建物の解体が必要な場合、解体費用
4.契約書に使用する印紙代(建主分)
5.パース作成料
6.消費税

■ 設計・監理料に含まれないもの-2(業務外のもの)

1.敷地測量→設計及び確認申請にあたり、計画地の敷地測量図が必要となります。
2.地質調査→地質調査には比較的安価な「サウンディング調査」や「ボーリング調査」などがあります。
  建物の規模や地盤状況により必要となる場合があります。当事務所において調査の有無を検討し、必要な場合には最適な調査方法をアドバイス
  いたします。
3.電波障害調査→高さ10mを超える中高層建築の場合、必要となることがあります。
4.表示登記、保存登記、既存建物の滅失登記等の手続き費用

これらを行う必要のある場合、こちらで業者を紹介することが可能です。見積り収集や段取りは当事務所で無料にて代行いたします。
費用の清算は当事務所を通さずに、直接建主様から専門業者へのお支払いをして頂くようにしています。


※ その他質問などありましたら、お気軽に>[お問合せ]よりご連絡ください。